第5回佐賀県小城市
色とりどりのバルーンが空を埋め尽くす!
■最寄りのSS:佐賀バイパスSS

早朝、まだ明け切らぬ空へさまざまな色のバルーンがゆっくり上昇していく。写真ではなかなか伝えきれないが、この風景を見ていると気持ちもゆったりしてくるから不思議だ。
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バルーン会場に着いたのは午前6時。12月初旬の朝は寒いが、透き通った空気が気持ちよい。
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バルーンの中の空気をバーナーであたためていくと、ゆっくりふくらんでいくのだ。
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地上から約10メートルほど上昇したところ。パイロットは2名。一度乗ったらきっと病みつきになるにちがいない。
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体験コーナーもあって、家族連れが数分間体験できるようになっている。でも、高度は地上から5メートルほどまで・・・
色とりどりのバルーンが埋め尽くす空は、まるで絵画のよう。
それを見ながら過ごす時間は、至福のひととき。
年があらたまって、08年最初の全国の街から、をお届けします。
今回は、タレントのはなわさんが「何にもない」と歌った佐賀県からの話題です。はなわさんはきっとご存じなかったのでしょうけれど、佐賀県には一大イベントがあります。それが、大空に所狭しとバルーンが飛行するバルーンフェスタ。
バルーンフェスタは例年秋に実施されるのですが、今回は取材日程の都合でフェスタではなく、バルーンの競技会となっているバルーン・チャレンジカップを取材しました。フェスタに比べると、バルーンの数も観客の数も少な目とのことですが、それでも夜明け前の早朝より数十のバルーンが集まっていました。観客数は、やはりフェスタに比べると少ないのかもしれません。
12月初旬の日曜日午前6時頃、会場になっている佐賀市嘉瀬川の河川敷に到着してみると四駆とかワンボックスカーでやってきたバルーンチームの人たちが黙々と準備をしているところでした。1チームはだいたい5、6名くらいでしょうか。そして、準備が整ったチームから離陸していきます。バルーンが浮かび上がる原理は、バルーンの中にバーナーの火を送り込むことで中の空気をあたためて、外気との温度差で浮かすわけですが、小さなカゴの中に2名のパイロットが乗り込み、バッバッバーッと断続的に点火しながらゆっくりゆっくり上空へ昇っていくのはちょっと感動的です。バーナーの音も、近くで聞くと結構大きな音です。
最初のバルーンが離陸してから、ものの30分ほどで付近の空はバルーンでいっぱいになりました。写真などではよくこの光景を見ていましたが、実際に見るとかなり非日常な感じで驚きです。ふわふわ浮きながら低めの空を移動していくバルーンや、黒い点にしか見えないくらい高くまで上昇していくバルーンもあります。
こちらは河川敷の土手に腰掛けて、2時間くらい空を行ったり来たりするバルーンを眺めていました。12月ですからそこそこ寒いのですが、しかしとても静かで豊かな時間でした。色とりどりのバルーンが埋め尽くす空はまるで絵画のようで、それをぼんやり眺めながら過ごす時間は、まさに至福のひとときとなりました。
佐賀バイパスSS

取材当日のメンバー。中央の荻本マネジャー(26歳)をはじめ、この日は男だけのシフトである。全員、知識・スキルともに豊富で、そして、ナイスガイである。

佐賀バイパスSS全景
敷地は約1,000坪を誇る佐賀バイパスSS。手前の道路は国道34号線。長崎、佐世保方面へ向かう。
男っぽいSSかもしれませんが、お客様とのあたたかな交流が自慢のお店です。
佐賀バイパスSSは、数ある吉田石油店SSネットワークの中、最西端の店舗です。国道34号沿い下り側にあり、長崎、佐世保方面へ向かうトラックやクルマでにぎわいます。平日はやはりトラックが多く、土日は嬉野温泉などの観光地へ向かう一般ドライバーが多くなります。
さて、私たちの働く佐賀バイパスSSは、総勢17名の従業員でサービスにあたっています。女性は3名しかいなく、全体的には男っぽい雰囲気のお店かもしれません。しかし、とにかく「お客様と会話する」ことを全員で心がけており、きめの細やかなサービスには大きな自信を持っています。たとえば、タイヤ選びやオイル交換といったサービスでは、クルマや使用条件に合わせた適切な商品をご提案、ご説明させていただいています。こうした仕事を積み重ねることで、お客様から信頼いただき、車検など任せていただいたり、何かあったときにすぐご相談いただけるような良好な関係が築けているのではないかと考えています。また、トラックに乗るプロドライバーのお客様には、最高の居心地の良さを提供し、疲れを癒していただけるような場所でありたいと考え、行き届いた設備はもちろんですが、お迎えする気持ちもあたたかなおもてなしの気持ちを大事にしています。
最後になりましたが、佐賀バイパスSSのマネジャー荻本からのメッセージです。「大分出身の私ですが、佐賀はいいところです。人、自然、時間がゆったりしています。ぜひ、一度お越しください。そして、その節はぜひ当店で給油を(笑)。よろしくお願いします!」
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取材日は日曜で、お昼前には一般車でSSも大渋滞である。
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お客様とのコミュニケーションは欠かさない。それはこのSSの基本。
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どんなに忙しくとも、仕事の品質は落とさない。信頼を築くのは時間がかかるが、失うのは一瞬なのだ。
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店舗横にはトラック専用の広大なスペースも確保されている。
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仕事の早さ、正確さ、ていねいさに大きな自信。文字通りのプロフェッショナルな集団だ。