LPガス豆知識
- LPガスって何?
- 家庭用・業務用で使われているプロパンガスや工業用のブタンガスで知られるLPガスとは、「Liquefied Petroleum Gas」の略称で、液化石油ガスという意味です。文字通り、LPガスはガソリンや灯油と同類の石油系のガスです。石油系のガスですから、輸入先はサウジアラビアやクウェートなどの中近東地域が主となります。
- LPガスの発熱量は?
- 一般のご家庭で使われているプロパンの発熱量は、1m3当たり約24,000kcalで灯油1リットル当たりの発熱量の約3倍もの発熱量を有しています。よって、単位時間当たり灯油1リットルを消費する機器と同能力のガス機器であれば、単位時間当たりに約1/3のLPガスを消費することになります。
- LPガスは無臭?
- 本来、LPガスは無色無臭ですが、ガス漏れした時にすぐ分かるように独特の匂いをつけています。通常、ガスボンベの中は、この匂いの成分もLPガスも液体の状態ですが、ガスが使われると、これらの液体は蒸発して気体となります。このとき、この匂いの成分よりも先にLPガスが気化しやすいために、匂いの成分はどんどん残って、ボンベの中身が空に近くなると、匂いの成分が多く含まれたガスが流れ出ることになります。つまり、ガスボンベが空になる前に、ガス臭くなるのはこのためです。